平成25年10月24日
( 内 閣 府 )
◎景気は、緩やかに回復しつつある。( 内 閣 府 )
内閣府は10月24日、10月の「月例経済報告」を発表しました。同報告では、景気の現状を総括して、「景気は、緩やかに回復しつつある。」と判断し、前月判断を据え置いた。先行きについては、輸出が持ち直し、各種政策の効果が発現するなかで、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。
総 論(我が国経済の基調判断)
景気は、緩やかに回復しつつある。
・輸出は、おおむね横ばいとなっている。 生産は、緩やかに増加している。
・企業収益は、大企業を中心に改善している。 設備投資は、非製造業を中心に持ち直しの動きがみられる。
・企業の業況判断は、さらに改善している。
・雇用情勢は、改善している。
・個人消費は、持ち直し傾向にある。
・物価の動向を総合してみると、デフレ状況ではなくなりつつある。
先行きについては、輸出が持ち直し、各種政策の効果が発現するなかで、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。
(政策の基本的態度)
政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの早期脱却と経済再生の実現に向けて全力で取り組む。このため、「経済財政運営と改革の基本方針」に基づき経済財政運営を進めるとともに、「日本再興戦略」の実行を加速化し、強化する。
また、経済の好循環の実現に向け、「経済の好循環実現にむけた政労使会議」を9月 20 日に立ち上げた。さらに、10 月1日に、「消費税率及び地方消費税率の引上げとそれに伴う対応について」を閣議決定した。
日本銀行には、2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現することを期待する。
以下、月例経済報告の「平成25年10月度の、総 論・各 論」の詳細は、
内閣府のホームページに掲載されている。