~7月のDI値、8指標すべてで上昇も依然低水準~
平成25年8月20日発表
(全国中小企業団体中央会)
◎ 7月の前年同月比DI値は、非製造業の売上高が10.4ポイント上昇するなど8指標すべてが上昇。一方、すべてのDI値が依然としてマイナスであり、特に収益状況はマイナス24.6ポイントと依然低い水準にある。(全国中小企業団体中央会)
○ 景況全体は緩やかに改善しているものの、梅雨明けが早かったことや消費税増税を控えた注文第一時的な好転に過ぎないとする報告が見られ、原材料高や燃料高等のコスト増や価格転嫁に対する懸念など先行きに不透明感が残る。
7月の調査結果の概況
1.主要指数の前年同月比DI値の動き
7月の前年同月比DI値は、8指標すべてが上昇し、特に売上高は大きく上昇。一方で、すべてのDI値が依然としてマイナスであり、特に収益状況は8指標中最低の―24.6ポイント。
2.中小企業の景況の現状
7月は、すべての指標が上昇となった。しかしながら、状況が好転した要因が明確ではないという報告や一時的な好転に過ぎないという報告が見られ、依然としてコスト高や価格転嫁に対する懸念も多いなど、引き続き今後の動向を注視する必用がある。
本調査は、都道府県中央会に設置されている情報連絡員〔中小企業の組合(協同組合、商工組合等)の役職員約2,600名に委嘱〕による調査結果です。調査の対象は、情報連絡員が所属する組合の組合員の全体的な景況(前年同月比)です。
詳細は、全国中小企業団体中央会のホームページ(http://www2.chuokai.or.jp/keikyou/kei1307.pdf)に掲載されている。