~9月の前年同月比DI値は、8指標中6指標が低下~
平成24年10月22日
(全国中小企業団体中央会)
◎ 9月の前年同月比DI値は、前月の前年同月DI値と比べて8指標中「景況」「売上高」「収益状況」等6指標が低下した。(全国中小企業団体中央会)
○特に、「売上高」「設備操業度」は5ポイント以上低下した。
○中小企業の景況は、依然として続く円高や原油価格の上昇による影響、更に中国における反日感情の高まりによる影響が輸出等への影響及び消費税増税が決定したことによる懸念等、先行きに不安を抱える状況が依然として続く円高により輸入原材料の価格が低下したことを受けてのコストダウン要請や取引先の海外生産・調達が拡大することによる受注減少への懸念、消費税増税等、先行きに不安を抱える状況が続いている。
9月の調査結果の概況
1.主要指数の前年同月比DI値の動き
・9月の前年同月比DI値は、前月の前年同月比DI値と比べて8指標中「景況」「売上高」「収益状況「資金繰り」「設備操業度」等6指標が低下した。
・特に、「売上高」「設備操業度」は5ポイント以上低下した。
2.中小企業の景況の現状
主要指標のうち「景況」「売上高」「収益状況」等6指標が低下した。中小企業の景況は、依然として続く円高や原油価格の上昇による影響、更に更に中国における反日感情の高まりによる影響が業種を問わず多く報告されており、この動きが今後継続するのかを注視する必要がある等、先行きに注意を要する状況が続いている。
本調査は、都道府県中央会に設置されている情報連絡員〔中小企業の組合(協同組合、商工組合等)の役職員約2,600名に委嘱〕による調査結果です。調査の対象は、情報連絡員が所属する組合の組合員の全体的な景況(前年同月比)です。
詳細は、全国中小企業団体中央会のホームページ