昭和47年に創設された東放学園。昭和54年に東京都認可の二年制専門学校(東放学園専門学校)となり、平成3年に音響系学科が独立して開校されたのが東放学園音響専門学校です。専門学校は修学する学生数などからも大学と同等の高等教育の場として認知され、平成7年からは修業期間等の条件を満たす卒業生に
は文部大臣の認定により「専門士」の称号が与えられ、本校もその認定校となっています。 ●現場に直結したカリキュラム 本校には、イベント制作やマネジメント、Webサイトの編集など音楽業界ビジネスについて学ぶ「音響芸術科」と、PAミキサーやレコーディング・エンジニア、MAミキサーなど音響エンジニアを育成する「音響技術科」があります。 「音響芸術科」では、1年次にエンターテインメント業界の仕組みや職種、著作権法規など、音楽ビジネスとして必要な基礎的知識を習得後、2年次においてアーティストのマネジメントからイベント制作・運営、Webコンテンツ制作と実践的な授業を行っています。 「音響技術科」では、1年次に電気や音響基礎理論やコンソールや音楽編集ソフトProToolsの操作を学び、2年次にレコーディングスタジオでの録音からミックスダウン、イベント会場での仕込みからPAミキシング、撮影での収録からMA作業に至るまでの専門技術を習得しています。 即戦力として業界に就職することを想定したシミュレーション実習、現場で活躍する第一線の講師による授業、そして多様化するメディアに合わせたカリキュラムが特徴となっています。 ●プロユースとしての実習機材設備 レコーディングA stにはSSL XL9000K-48ch、BstにはSSL SL-4000G+48chを導入しProTool|HDXシステムによる4Rythmからオーバーダビングが可能なスタジオ。MAスタジオではSSL AVANT plus、ProTools|HDXを導入し、ナレーションやアフレコが可能な録音ブースが設置されている。PAはイベントホールでの実習では、ミキシングコンソールではSoundcraft Vi6、YAMAHA M7CL、DiGiCo SD11、スピーカシステムはd&b audiotechnik Q-Seriesを使用。プロユース対応のシステムを積極的に取り入れています。 ● 業界と密着した就職指導
東放学園の卒業生の多くが放送・音楽・マスコミの現場で活躍し、その太いパイプラインが「就職に強い東放学園」のバックボーンを築いています。また、業界企業を招いての特別授業や説明会、個人面接、模擬試験など各種就職ガイダンスを行い、きめの細かい指導を実施しています。毎年、全国各地から約300名
の学生が入学しています。Uターン就職希望者も多く、担当職員が首都圏のみならず、各地を回って求人開拓にも努めています。また、在学中のアルバイトな
ど、希望学生には積極的に現場に出していく体制をとっておりますので、夏期・年末などの業界繁忙期にはアルバイト求人等、ぜひお声をおかけ下さい。今後も
日本のPA業界と日本舞台音響事業協同組合の発展のため、「業界のニーズに沿った人材育成」をモットーに皆様のお役に立ちたいと思っております。今後とも
よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
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